利用目的
- 子どもたちそれぞれの自分のレベル・ペースに合わせて学習を進めたい
- 主体的に学び、自ら成長していける力(=自己調整力)を育てたい
効果
- 周りに合わせたり、比べたりする必要がなくなるため、自己成長実感を味わいやすい
- 「めあてを立てる」→「課題に取り組む」→「結果を振り返る」サイクルの中で、自身を客観的に分析する力が身につく
利用の流れ
- STEP1 事前準備
- 単元計画の中で、自由進度学習を取り入れるタイミングや時数を検討する
- STEP2 利用時
- ・子どもたちは各々で学習を進めていき、わからないところがあれば先生や友達に相談する
・先生はリアルタイムの学習履歴を確認する
- STEP3 利用後
- ・子どもたちの振り返りを確認する
・学習履歴を確認する
STEP1 事前準備
自由進度学習を取り入れた計画を作ります。

例えば、第5学年算数科「分数(1)」は教科書では図①のように全9時間で構成されていますが、図②のように計画しなおします。
なお、「自由進度学習」としているところは、計画の時点では時数を決めず、弾力的な運用ができる柔軟性を持たせます。
STEP2 利用時

自由進度学習と指定した範囲は、基本的に子どもたち各々で学習を進めていき、わからないところがあれば先生や友達に相談するというスタイルを取ります。
一単位時間は導入→展開→終末という流れで進んでいきます。
導入では、授業冒頭で通常45分の指導内容を10分程度にまとめたミニレッスンをします。その後、各々で自分の「めあて」を記入します。
展開では、自分が立てためあてに沿って、どんどん課題を進めていきます。教科書やドリル、キュビナなど使う教材もさまざまです。また、一人でやる、友達とペアやグループになって学びあう、先生に質問するなど、取り組み方も自分に合った方法で進めていきます。
先生は机間巡視をして子どもたちがめあてに対してどのような活動をしているか確認したり、質問を受けたりします。
終末では、自分が立てためあてに対しての振り返りを記入します。振り返りをきちんと行うことで、自分がわからないポイントを明確にすることができます。

キュビナを使う場合、子どもたちによって解いている問題やワークブックが異なる今回のようなシーンでは、「リアルタイム」タブが活用いただけます。
詳しくは以下をご覧ください
STEP3 利用後
授業後は子どもたちのめあて・振り返りを確認します。学習が思うように進んでいないなどのつまずきを見つけ、次回の授業などでフォローします。
キュビナでの学習量を確認したい場合は「期間」タブ、単元ごとの学習状況を確認したい場合は「単元」タブでご確認いただけます。
詳しくは以下をご覧ください