小学校 算数/数学 授業内 単元学習 自由進度学習

単元内自由進度学習に取り組む授業を見学して

CASE

はじめに

今回はQubenaの先進的な活用方法となる単元内自由進度学習に取り組む宮崎市青島小学校の授業見学をさせて頂いたので、その様子をレポート致します。

青島小学校での取り組み

青島小学校では昨年度からより効果的なQubenaの活用方法を研究するために、単元内自由進度学習を取り入れて算数の授業を行っています。詳細については、過去のキュビナレッジの動画をご覧ください。

自由進度学習を実施するにあたって重要なことは、子どもたちが自己調整学習力を身に着けていくことです。自己調整学習力⇒自立して学ぶ力とざっくり捉えて頂くと良いかもしれません。子どもたちが自ら何を/誰と/どれだけ/何で/どのように/学ぶかを決定し取り組んでいく。その精度を先生がコントロールしていくイメージになります。

単元の導入パートを実施した上で、次の時間からは単元内自由進度学習で授業を進めます。
授業全体の流れは以下の表の通りです。

 学習内容教師の働きかけ生徒の活動
導入・展開

ミニレッスン

45分の指導内容を10分程度にまとめたミニレッスン

めあての記入

めあて記入のサポート

自分の「めあて」を記入する。

演習

下記から児童自身が好きな方法を選択し学習を進める。
・教科書
・ドリル
・Qubena 問題一覧+説明・ヒント

個々の学習状況を机間巡視しながら、学習に困難さを抱えている児童には学習方法を提案したり、質問に答えたりする。

自分に合った方法で学習を進める。
・一人でやる
・友達と学び合う
・先生に質問する

まとめ

ふりかえり

ふりかえりのサポート

めあてに沿ってふりかえり

 

授業の最初はミニレッスンの実施。今回学習する「割合」について、スーパーの値引きシールなど実際の生活に紐づけて説明されていました。その後は演習時間をどのように過ごすか生徒自身がめあてを考えます。

以下のようなシートを使って、実際に何を/誰と/どれだけ/何で/どのように/学ぶか書き出します。

sheet

 


ここでのポイントは大きく2つあります。
1つ目は出来るだけ具体的にめあてを書き出すことです。何を何問ぐらい解くのかなど、演習時間内で取り組めそうな内容を逆算しながら決めていきます。
2つ目は簡単に出来る内容を設定するのではなく、全力で取り組んで85%達成出来そうな目標を設定していくことです。
先生は上記の視点で、めあてが具体的に書けているか。本当に今日のめあてがそれでいいのか。その場で生徒にフィードバックを実施していきます。

 

めあてを立てるにあたって必要な事として、子ども自身の自己理解があります。自分が何を理解していて、何を理解していないのか。どの様に学ぶのが自分に合っているのか等。これらを最初から理解している子どもは非常に少なく難易度が高く感じられるかもしれませんが、その日の振り返りをしっかりと実施することで徐々に感覚をつかめるようになります。

Qubenaには生徒の単元ごとの習熟状況を可視化し、その日に何問解いたのか、正答率はどれくらいだったか等、自分の理解状況や取り組み内容を把握するための機能が沢山あります。Qubenaは単純に間違いに合わせて個別最適な問題を出題するだけでなく、このような自分自身の学習を把握するためのシステムとしてもとても有効的に使えるツールなのです。

 

授業見学で感じたこと

授業を見学して一番驚いたのが、演習時間の間だれ一人何もしていない子がいないことです。
一人一人取り組んでいる内容は違っていても、わからない時は友達に聞いたり、Qubenaの学習が終ったら、次は少し難しいプリントの問題に取り組んだり、どうしたら自分が成長出来るかを常に考えながら学習に向かっていました。 「それぞれのペースで自己ベストを目指す」個別最適化された自由進度学習だから実現できる事だと感じました。
宮崎市では青島小学校を起点に徐々に他校でもこの単元内自由進度学習の取り組みを進めています。子どもたちの自己調整力を高める学びにQubenaを活用してみてはいかがでしょうか。

参考リンク

授業事例  単元を見通した「自由進度学習」 ~分数~