「ナゴヤ・スクール・イノベーション」で子ども一人一人の興味・関心、能力・進度に応じた「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を図る教育改革を推進している名古屋市。Qubenaを活用いただく様子をご紹介します。
▶︎詳しくはICT教育ニュースでもご覧いただけます。
児童が主体的に学ぶ自由進度学習〜社会とシームレスにつながる学校をデザイン/ 名古屋市立矢田小学校のQubena活用事例
自由進度学習「YST」と好相性の「Qubena」 児童自ら学びをデザイン/名古屋市立山吹小学校
算数の自由進度学習事例/名古屋市立矢田小学校
矢田小学校では、自由進度学習の授業例をご紹介いただきました。
2年生算数では、九九(七の段)を学習しました。
「7ずつ足していってもよいし、九九づくりや練習問題など、できる人はどんどん進めていってください」という先生の指示で、それぞれ手を動かし始めます。特に指示を出さなくても自発的に学びを発展させる子どもたちの様子は記事からご覧いただけます。
先生は必要に応じて声をかけながら児童らの席をまわります。一斉授業より目配りが必要な児童が分かり、個別対応もできるため全体の学力が向上していると話されています。
6年生算数は、図形の拡大図と縮図のかき方を理解することがめあてです。
拡大図と縮小図を書くには5年生範囲の「合同な図形」の知識が必要であるため、「忘れてしまっている人は、Qubenaで復習するといいよ!」と示されています。Qubenaは全学年の問題を搭載しているため、忘却していて復習が必要な児童は自分のペースで復習することができます。
自由進度学習の計画/名古屋市立山吹小学校
山吹小学校では、自由進度学習の計画や実施の様子をご紹介いただきました。
自由進度学習の実施にあたっては、まず先生が1週間の学習の予定にあたる「週計画」と、各教科の「単元進度表」を作成します。次に、子どもたちが週計画と単元進度表をもとに、その週の時間割を自ら計画します。1週間の最後には成果物を確認し、ルーブリックなどを用いてPDCA的に振り返りを行います。
計画や振り返りの詳細は記事からご覧いただけます。
「子どもたちが自分で学習計画を作るまでは良いとしても、理解度の確認はやはり関門でした。以前はチェックテストを作成していましたが、まずその負担がなくなったのは大きいです。何より、教員側が『この問題を出したいな』と思うところを、狙ったように押さえてくれるのでいいですね。自由進度学習とQubenaは、極めて親和性の高い組み合わせだと思います」
という先生のコメントにあるとおり、一人ひとりの学習状況やクラス全体の理解度を見取ることができる教員用のQubenaマネージャーの活用が、自由進度学習における教員の負担軽減や理解度の把握促進につながっています。
ICT教育ニュースには、他にもQubenaの事例が複数掲載されています。他の記事も併せて、ぜひご覧ください。