先日の高井田東小学校に続き、Qubenaでの問題演習と理科の実験を上手に組み合わされている事例をご紹介します。
北宮小学校で5.6年生理科を担当される大塚先生の、5年生理科「ふりこ」の授業を見学しました。
Qubenaマネージャーで一人ひとりの理解度を見て「思ったより忘れているかも?」と感じて授業内で復習を行う、まさにQubenaのよさを活用した授業導入でした。
詳しい授業内容は授業事例をご覧ください。
導入でワークブックの復習問題にチャレンジ
前時で「ふりこのきまり」(ふれはばやおもりの重さを変えても1往復する時間は変わらない、糸の長さを変えると1往復する時間も変化する)を学んだので、Qubenaのワークブックでふりこの復習問題を出題します。
冒頭の5分間、子どもたちはQubenaで問題を解きます。その間先生は、Qubenaマネージャーの【ワークブック】を見ながら児童の進捗を確認します。
5分経過後、正答率の低い問題をQubenaマネージャーで表示し、教室のモニターに投影して解説をします。
板書しなくても、スクリーンにそのままQubenaの問題を投影できるので手間がかかりません。
ピックアップした問題をみんなで確認しながら、モニター上で回答します。(実はQubenaマネージャー上で投影した問題も解くことができます!)
Qubenaの正解音が鳴り、子どもたちから「先生もQubenaやるんや!」と楽しむ声もありました。
前回の授業から少し時間が経っていたとのことで、先生がワークブックのデータを確認すると思ったよりもクラス全体の正答率が低かったそうです。
そのため実験に入る前に「ふりこのきまり」についてもう一度しっかり復習した方がよいと判断され、復習する時間を取っておられました。
この記事をご覧の先生方は、前回の復習で全員に向かって問いかけ、挙手で当たった児童が答える、もしくは全員で「せーの」で答えることが多いのではないでしょうか。
この場合、実は理解しきれていない子がどれだけいるかを把握することは難しいです。
Qubenaで問題演習をすることで、児童一人ひとりがきちんと理解できているか、できていないかをデータで見取ることができます。
今回も「時間が経っているとこれだけ忘れている子もいるんだ」と気づけたのが良かった。と大塚先生からもコメントをいただいております。
授業の冒頭はQubenaを取り入れやすいところでもあるので、ぜひまねしてみてください。
Qubenaで効率的に理解を深める
この後、ロイロノート・スクールで先生が配信した課題をグループで実験しながら進めていきます。
大塚先生はオリジナルのアイデアで子どもたちの興味を引く課題作りをされていて、子どもたちはとても熱心に取り組んでいました。
この日の実験はふりこのきまりがわかった上でのより発展的な内容でしたが、どのグループもスムーズに実験を進めていたのが印象的でした。
最後に家庭学習用としてもQubenaのワークブックを出題されていました。
授業の導入にQubenaを活用することで、短時間で全員の理解度を把握し、それに応じた解説やフォローを行うことができます。これにより、一人ひとりが理解した状態で次のステップである実験や考察に十分な時間をとることも可能です。
また、家庭学習としてワークブックを活用することで、授業を受けた後の児童一人ひとりの理解度を把握し、次回の授業やその後の取り組みに反映させることができます。
素敵な授業を見学させていただきありがとうございました!Qubenaが知識習得・定着を担い、その先の主体的・協働的な学びにつながっている様子を拝見できてとても良かったです。