2022年10月17日

Qubenaを誰もが使いやすいサービスにするために。開発チームが取り組んでいること

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はじめに

こんにちは、Qubenaの開発チームでデザイナーを務めている安田と申します。
今回のQubenaレポートでは、Qubenaを誰もが使いやすいサービスにするために、私たち開発チームが取り組んでいることを発信したいと思います。

ボタンなどの色が変更されたのはなぜ?

先日のアップデートでQubenaマネージャーのボタンやヘッダー(画面上部に表示される帯のような部分)の色が変更されたことにお気づきになったでしょうか。

以前にはQubenaのボタンや文字の色も変更されました。

もしかしたら「前の色の方が好きだったのに…。」と残念に思ったり、「何のためのアップデートなんだろう?」と疑問に思ったりした方もいるかもしれません。


このアップデートには明確な目的がありました。
それは、「文字をはっきりとした読みやすい配色にすることで、利用者それぞれの使用端末や視力などの特性にかかわらず、快適にQubenaやQubenaマネージャーを利用できるようにすること」です。

たとえば、あるWebサイトの中に薄い色の文字やサイズが小さい文字が使われているとします。
視力が良い人は問題なく読むことができても、視力が弱い人ははっきりと読むことができず、そのサイトにどんなことが書かれているのか分からなくなってしまいます。
また、視力が良い人でも利用するタブレット端末やパソコンの性能によっては、薄い文字がほとんど見えなかったり小さい文字が潰れて読めなくなってしまったりすることもあるでしょう。

文字にはサービスを利用するうえで大事な情報が詰まっています。その文字が読めなくなってしまうということは、サービスを利用するうえで必要な情報にアクセスできない状態になってしまう、ということです。

そのような可能性をできるだけなくし、サービスを利用するうえで誰もが——その人の特性や利用環境にかかわらず——必要な情報にアクセスできること、これを「アクセシビリティ」と呼びます。

Qubenaの話に戻ると、アップデートする前のQubenaやQubenaマネージャーのボタンやヘッダーには、文字の色が薄い(より正確に言うと、背景の色と文字の色の差が小さい)ため視力が弱い人などにとって読みづらい、つまりアクセシビリティが低くなってしまっている部分がありました。
そのような箇所をはっきりとした配色に変更することで、これまで文字が読みづらかった人、そして読めていた人にとっても、よりストレスなく情報にアクセスできるように改善しました。

 

アクセシビリティ向上にこめた想い

Qubenaは公教育の場を中心にたくさんの児童・生徒、先生方に使っていただいています。
その中には、さまざまな理由でタブレット端末やパソコンを操作したり文字を読んだりすることが困難な人も少なくないと思います。
そのような人たちも快適に使えるようなサービスにすることで、誰もがより良い学びを体験できるようにしたい!そういう想いで私たちはアクセシビリティ向上に取り組んでいます。

 

さいごに

Qubenaのアクセシビリティをより向上させるためには、先ほど述べたような配色の他にもさまざまな課題が残っています。
今後も継続して改善に取り組み、みなさんにより良い学びを届けられるよう、開発を進めてまいります。

もし生徒さんに「どうしてQubenaの色が変わったの?」と聞かれたら、この「アクセシビリティ」という考え方についてお伝えいただければ嬉しいです。