2022年09月12日

「教科別Qubena活用セミナー」開催レポート 国語編

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はじめに

皆さまこんにちは。株式会社COMPASSマーケティング部の谷口です。
今回は2022年7月26日から開催した「教科別Qubena活用セミナー」のうち、8月25日に行われた国語編のレポートをお届けします。 アーカイブ動画もございますので、ぜひご覧ください。

「教科別Qubena活用セミナー」とは?

「教科別Qubena活用セミナー」は、Qubenaをご利用中の自治体・学校関係者の皆さま、特にQubenaをお使い始めの皆さま、これからQubenaを授業に取り入れたいとお考えの皆さまに向けたオンラインイベントです。
教科ごとに搭載問題の特徴や活用ポイントをご紹介し、また実際にQubenaをご利用頂いている先生方にご登壇頂き、授業内外での実践事例についてご共有頂きました。
本レポートではご登壇頂いた先生方の実践事例について、概要をご紹介致します。

 

【8/25開催】中学校国語編

中学校国語編では、ご利用頂いている先生ではなく、弊社で国語の責任者を務めている川野より活用のご提案を致しました。

 

国語においてQubenaをどう活用するか?

今回のセミナーでは国語の授業方針として、以下の2点について提案致しました。

  • 授業提案⇒語彙、古典問題の活用例
  • 最初の一歩⇒漢字のワークブック配信

授業提案

主に語彙問題・古典問題での活用例を提案致しました。

①語彙問題

ここでは同訓異字・同音異義語の単元を扱います。先生方は、たとえばこの単元でどのような授業をなさいますか?
語彙のような知識・技能の分野は、メインとなる単元の間に位置するもので、だいたい1時間で完結するものかと思います。 しかしこのような知識・技能の分野こそ、しっかりと言語活動の時間をとって、日常に活かせる語彙力を高める授業をしたいものですよね。


そこで今回このような授業プランを考えてみました。題して、「同訓異字・同音異義語の知識をサクッと確認し、クイズ大会で楽しく思考力を高める!」です。
まずワークブックで問題を解きます。同訓異字・同音異義語とはどんなものかをQubenaでサクッとつかんでもらいます。
後半はクイズ大会。教科書、Qubena、その他検索なども駆使して、各自同訓異字や同音異義語を使ったクイズを作って行います。たとえば間違い探しなどが面白いのではないでしょうか?

例で作成した文章では、「開放(解放)」「機械(機会)」が間違っていました。なお「写す」はひっかけで、これは正しいわけです。
ではなぜ、ここでのカイホウは「解放」であるべきなのか?、「写す」はこの文脈では正しいのか?…など、子どもたちが問題を作るときにも解くときにも、しっかり考えるような体験を作ることができます。


②古典問題

古典の単元は年に1〜2回しかなく、生徒たちも既習の知識をすっかり忘れてしまいますよね。そのたびに知識の復習に時間を多く割いていませんか?
ここでは「歴史的仮名遣いのきまり」について触れますが、Qubenaで知識の確認をコンパクトに行うことができます。加えて、Qubenaは生徒の解答状況が見られるので、そのデータを活かしたより精度の高い解説を行えます。この効率的な復習を経て、学習に向かうことでより学習効果を高めることができます。


最初の一歩

国語と言えば漢字。漢字の問題は教科書に準拠していますので、現在学習している単元の漢字問題を配信してみてください。
授業中に行うことが不安であれば、まずは宿題として使ってみることをStep1として、その後帯活動など授業の中で使ってみるなどステップアップしていけば、徐々に授業での使用にも慣れていけます。
またQubenaマネージャーについては、Step1としては配信したワークブックの学習状況を見て、「よく頑張ってるじゃん!」と声掛けする材料になります。 そしてStep2として、授業の中でデータを見ながら解説をすることにチャレンジして頂けると良いかなと思います。

 

最後に

今回は各教科にスポットを当てた初めてのセミナーでした。ご参加頂いた皆さま、またアーカイブ動画をご覧頂いた皆さま、いかがでしたでしょうか?
今後もCOMPASSではこのようなセミナーを開催して参りますので、ぜひ 「研修会・イベント情報」にて最新情報をご確認ください。
全3回にわたってお送りして参りました、「教科別Qubena活用セミナー」のレポートは今回で終了です。ご覧頂きまして、ありがとうございました。