課題
- テストの採点・分析が教員の業務負荷になっていた
- 従来のテストでは返却までに時間差があり、子どもたちが学習内容を忘れる前に振り返ることが難しい場面があった
- 成績処理や保護者への返却に向けて、結果の整理や出力に手間がかかる場面があった
キュビナ テストでの解決方法
- 以前より自治体全体で採用している紙の単元テストとともにキュビナ テストを活用
- 単元の復習や確認テストとしてキュビナを活用し、紙のテストの前段で理解度を確かめられるようにした
- 学校内では、先行事例や研修内容を共有しながら、ベテランの先生の意見も取り入れて段階的に活用を広げた
効果
- 自動採点による業務負荷の軽減とともに、自動で平均点などの分析が完了することで子どもたちの実態把握にも役立てられている
- 結果をすぐに返却できることで、子どもたちが忘れる前に復習でき、振り返りや解き直しへの意欲を保ったまま学習を進めやすくなった
- テスト結果をExcel出力することで、保護者への結果返却や成績処理の効率化につながっている
- 学年によっては「紙よりも取り組みやすい」という子どもたちの反応も見られている。
実施の流れ
- 導入初期
- ・市の研修や他校事例を参考にしながら、校内でキュビナ活用のイメージを共有
・まずは活用に前向きな先生やベテランの先生から使い始め、学校に合う運用を探った
- 現在
- ・各教科・学年で単元の理解度確認のため、自治体で採用している紙のテストと組み合わせて活用
・高学年では月次の定着確認のために行っている月例テストでの活用も検討している
導入から現在の利用スタイルへの変遷
豊田市立石畳小学校では、市の先行リリースや研修をきっかけに、キュビナテストの活用イメージを校内で共有していきました。
校内展開にあたっては、ベテランの先生にも実際に使ってもらい、その意見を取り入れながら運用を整えていきました。少人数校であることも後押しとなり、比較的スムーズに学校全体へ浸透していきました。
現在は、各教科・学年の学習の流れの「単元の理解度の確認」や「月例テスト」のステップに「キュビナ テスト」を位置づけ、自治体で採用している紙のテストや先生自作のテストと組み合わせての活用を進めています。

キュビナ テスト導入による変化、活用のメリット
もっとも大きな変化として挙げられたのは、テスト後すぐに返却できることです。紙のテストでは返却までに時間が空くことがありますが、キュビナテストではその場で結果を確認できるため、児童が内容を忘れる前に復習へつなげやすくなりました。振り返りへの意欲が高いうちに解き直しや確認ができることは、大きな価値になっているそうです。
また、自動採点やデータ出力による業務面でのメリットも感じられています。結果をExcelで出力できることで、保護者への返却や成績処理に活かしやすくなり、学習状況の把握もしやすくなりました。平均点や傾向を把握しやすい点も、授業改善や児童理解に役立っています。テスト実施にかかる先生の業務負荷の面でも、軽減の取り組みとして校務支援員の方へ依頼していた採点業務を含め、制作や分析などの業務の負荷を軽減できているといいます。
また、従来の紙のテストとの比較で「キュビナテストのほうが取り組みやすい」という子どもたちの反応も見られています。先生が担任する2年生へのアンケートでは、操作性の面などから全員が紙のテストよりもキュビナテストのほうが取り組みやすいと回答しました。子どもたちの実態に合わせながら活用を進めることで、新しい学び方として定着していく可能性が感じられています。
一方で、低学年を中心に端末操作や手書き入力で文字を書くこと自体への慣れの課題もあり、運用には丁寧な見守りや支援が欠かせません。実施前にダウンロード画面を確認したり、実施中に操作面をサポートしたりと、子どもたちが安心して取り組める工夫を重ねています。


取材ご協力ありがとうございました
豊田市立石畳小学校で2年生の担任、またICT推進委員としてキュビナ テストを活用いただいている先生にお話を伺いました。ご協力ありがとうございました。
学校全体で段階的にキュビナテストの活用を広げながら、低学年から高学年まで、それぞれの実態に合わせて運用を工夫されている様子を伺うことができました。
