課題
- 先生は宿題の準備や採点に時間を取られる
- 子どもたちは先生や保護者の採点を待たないと学習の結果がわからない
キュビナでの解決方法
- 毎日の宿題をキュビナで出題する
- 宿題用のワークブックは学年ごとにまとめて作成する
効果
- テンポよく問題が解けて、すぐに採点され結果がわかることで、子どもたちが学習に向かいやすくなった
- 学年ごとに得意な先生がまとめて全クラスに配信することで、効率的に準備ができるようになった
- 苦手な分野でも自分に合う問題が出ることで安心して学習できるようになった
実施の流れ
- 準備
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- 学年ごとに各教科の進捗を共有する
- 週に1回まとめて宿題用のワークブックを配信する
- 学習後
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- キュビナマネージャーで取り組んでいるかどうかを確認する
- 誤答が多い、取り組み時間が著しく短いなど、気になるケースは個別に声がけをする
宿題の準備
4〜6年生でキュビナを導入しています。年度当初に先生間で相談し、宿題は実態に応じて学年で同じ形式に揃えています。先生の配置換えに対応しやすく、また兄弟が在籍しているケースなどでは保護者にとってもわかりやすいと思います。
ワークブックは5教科のうちいずれか1教科、10分程度の学習時間にします。
月曜や金曜にまとめて1週間分を作り、下校時刻に合わせて予約配信しています。予習は児童のレベルによって厳しいことがあるため、復習問題を出します。
学習履歴の確認
日頃はエクセルでダウンロードはせず、キュビナマネージャーをスクロールして大まかに確認しています。進捗で並び替え、学習状況の把握をしています。
若手の先生を中心に、学習履歴や習熟度の確認について情報主任からレクチャーしています。ベテランの先生方は経験から児童の状況を把握できますが、若手でもキュビナの機能を使えば子どもたちの状況がわかりやすいと思います。
取り組みの効果
子どもたちがタブレットを使うことが当たり前になった、ということが大きな変化です。導入前はタブレット=動画を撮ったり音楽を聴いたりするものという認識でした。学習にも使えるのだという認識になり、操作にも慣れたことで、CBT形式のテストや調査もスムーズにこなせるようになりました。
また、紙教材よりも学習に向かいやすくなりました。例えば消しゴムで上手く文字が消せなくて学習意欲が喪失してしまう…ということが起こりにくくなりました。 宿題以外でも授業の後半やカラーテストの終了後に活用していますが、できる分野はどんどん進めて、苦手な分野は自分に合った問題まで戻れる、ということが、子どもたちの安心感にも繋がっているようです。
取材ご協力ありがとうございました
横浜市立万騎が原小学校の田口先生、インタビューにお答えいただきありがとうございました!
田口先生のご推進のもとで学校全体で活用され、先生方の業務効率化や子どもたちの学習環境の向上に繋がっていることが分かりました。