課題
- 子どもたちの理解状況の把握に時間がかかる
- ICTの研究指定校であり、QubenaをはじめICTツールの活用を促進する必要がある
Qubenaでの解決方法
- ワークブックで課題を出す
- Qubenaマネージャー「ワークブック」タブで、児童の学習状況を確認する
効果
- 課題チェックや、児童それぞれの理解度の把握が簡単になった
- 多くの児童がわかっていないポイントをすぐ把握し、再度授業で扱えるようになった
実施の流れ
- 準備
- 児童へのワークブックの配信
- 配信期間終了後
- 課題の取り組み状況を確認
- 子どもたちのつまずきを授業や指導に反映
- 利用ツール
- Qubenaマネージャー
宿題配信の準備
土日の課題でQubenaを使おう!という学校全体の取り組みで、Qubenaマネージャーの活用が校内に広まりました。教師があらかじめ単元や取り組み時間、確認パートや復習パートが設定できるので、ワークブック配信は扱いやすい印象です。予約配信ができるのも便利です。
Qubenaを使う土日の課題は、学校全体で月に1回のペースで実施しています。授業をする中で、ここが分かっていないのかな?と思う部分をワークブックとして出しています。
配信後の取り組み
配信後は、Qubenaマネージャーで取り組み状況をチェックします。主にQubenaマネージャーの「ワークブック」タブを確認します。
まずは進捗率でソートし、課題を終えた・終えていないを把握します。次に、正答率を確認します。正答率は児童ごとの他に、問題ごとでも確認できるので、クラス全体で正答率の低い問題があった場合は、次の授業でもう一度説明することもあります。
バツが続いている児童は、間違え方を確認します。問題がきちんと読めていないのか、授業では分からなかったのかなどを踏まえて、児童それぞれへの指導や、教材研究に活用しています。
エクセルでのダウンロードは今のところ活用していません。児童の状況把握が主な目的なので、Qubenaマネージャー上での確認だけで十分に役立っています。
取り組みの効果
Qubenaマネージャーで学習履歴を確認できることで、どの児童にどんな指導をしよう、ということが考えやすくなりました。従来は授業での発言やテスト、課題の取り組みなど複合的に確認していましたが、Qubenaの学習履歴で子どもたちの状況を把握しやすくなりました。
また丸つけの業務がなくなったので、働き方改革につながっています。授業においても、急遽担任が不在になる際に、ワークブックを配信しておくことができて助かっています。
子どもたちはQubenaの導入で問題に取り組むまでの時間が短縮されました。例えばテスト前は、範囲を指定するだけで子どもたちは学習を進められます。学力上位層の児童を中心に、基本的な部分を自分で学びやすくなり、以前より演習量が増えている子どもたちもいます。
取材ご協力ありがとうございました
三豊市立山本小学校の先生方、インタビューにお答えいただきありがとうございました! Qubenaマネージャーを効果的に活用いただき、学習指導にお役立ていただいていることがよく分かりました。