課題
- 市独自の調査により、家庭学習の時間が短いことが分かったため、家庭学習の時間を増やしたい
- 市全体の取組を、学校の先生方の負担を増やさずに行いたい
Qubenaでの解決方法
- 自治体ワークブックを活用し、教育委員会から生徒に、直接、家庭学習用の課題を出す
- 月1回、家庭学習用に数学のワークブックを配信する
効果
- 教育委員会が中心となって学力向上のための取組を実施できた
- 学校の先生方がそれぞれワークブックを作成することなく課題配信できた
実施の流れ
- 準備
- 配信する問題の選定
- 学校や生徒へのワークブックの配信
- 生徒への課題配信お知らせプリント配布
- 配信期間終了後
- 取り組み状況の確認
- 校長会など関係者への結果共有
- 利用ツール
- Qubenaマネージャーにオーナーアカウントでログインし、自治体ワークブックを使用
自治体ワークブックとは?
教育委員会から全ての学校にワークブックを一斉配信できる機能です。
詳しくはこの記事の最後に記載しておりますので、そちらをご覧ください。
実施までの準備
全国学調の質問紙調査で、特に中学で家庭学習の時間が短いことが判明。学力への課題感もあり、家庭学習の時間を増やし学力を向上させるための取組として、自治体ワークブックを配信することになりました。
取組として自治体ワークブックを選んだ理由は、学校の負担を少なく実行できること。教育委員会から子どもたちまで直接配信できること、採点や集計などの手間が先生方にかからないことが大きかったそうです。
学力向上のための取組として、民間学習塾による学習会も同時に実施しました。配信する問題は、教育委員会担当者が、年間指導計画を参考に学習進度を確認の上、子どもたちが意欲的に取り組み、かつ10分~15分程度で解ける問題量を目安に作成し、配信しました。
Qubenaのオーナーアカウントで自治体ワークブックを配信後、各学校から生徒への配信予約まで教育委員会が一括して担当。各学校の先生方には、プリントの配布や声がけにご協力いただきました。
配信後の取り組み
配信後は結果がエクセルでダウンロードできるので、簡単に集計が行えました。
解いた人数と正答率を確認し、自校以外の学校名がわからない状態に加工して校長会で配布し、結果を共有しました。
自宅での通信環境などの問題もあり、「なるべく頑張りましょう」というスタンスで実施しているため、受講者数を伸ばすことが目下の課題です。先生方に手間をかける形にはなりますが、積極的に取り組むようにという声がけや指導をお願いしているそうです。
取り組みの結果
教育委員会の担当者はこの取り組みで初めてワークブックの配信を行いましたが、「思ったより簡単だな」という印象だったそうです。面倒そうだと思っていましたが、実際にやってみるとスムーズに操作ができ、予約配信も行えました。
予約配信のおかげで先んじて準備ができ、1名体制での実施でしたが、月1回の配信や結果の確認は問題なく実施されています。教育委員会がワークブックの配信を先導することで、先生方に配信についての説明ができるようになる点にもメリットを感じられています。
取材ご協力ありがとうございました
西海市教育委員会 御担当者様、インタビューにお答えいただきありがとうございました!
家庭学習の充実という課題に取り組まれ、教育委員会が中心となってQubenaをご活用いただいている様子をお聞きすることができました。
======================
自治体ワークブックとは?
教育委員会のオーナーアカウントで作成したワークブックを、各学校に共通ワークブックとして公開できる機能です。各学校で取り組んだ結果は、オーナーアカウントで一元管理することができます。
自治体内でテストや基本宿題を共通で実施する際にお役立ていただけます。