今回は3学期からのQubena活用法をご紹介します。
2022年5月に開催したQubena-Actionにご登壇いただいた、世田谷区立千歳小学校の坪木先生にお話を伺いました。
年度末は1年間の振り返りを
1年間の復習は大切ですが、学期内ギリギリまで今年度の授業範囲があり、十分時間を取れないケースも多いのでは。限られた時間でもQubenaを使うことで、子どもたちが苦手を把握し得意に変えるための取り組みができたら良いですね。
ワークブックを活用した復習タイム
苦手なところを復習しよう!と伝えるだけでは、何から取り組もうか迷ってしまったり、なんとなく問題に取り組んでしまったりする児童が多いものです。
そこで、子どもたちが自分で苦手を見つけるためにQubenaを利用します。1年間のできばえを確認するワークブックを作成し、子どもたちが問題を解きながら得意な単元と苦手な単元を再確認できるようにします。更に苦手な単元を課題として設定することで、自分の苦手をきちんと把握できるようになります。
復習タイムの流れ
まずは1年間の学習を振り返るワークブックを配信し、冒頭の10分間で解きます。
子どもたちはこのワークブックを解きながら、自分の苦手な問題や単元を発見し、この時間で取り組む課題として設定します。その後、Qubenaの単元一覧から該当の単元を学習したり、教科書を見返したりするなど各自の学習に取り組みます。
最後の10分間で、自分ができるようになったことを振り返ります。確認のために冒頭のワークブックをもう一度解き直しても良いですね。
このようにワークブック→課題発見→課題解決→振り返りのステップを踏むことで、子どもたちは自ら苦手を把握し、得意に変えるための取り組みができます。
ワークブック作成のコツ
本来は自分で単元を選択して解き進めればいいのですが、小学生にとっては少しハードルが高いこともあります。10分〜15分程度のワークブックを作って配信することで、子どもたちは問題に取り組みやすくなります。授業内のほか、毎日の宿題にも活用しています。
ワークブックを作成する際は2つの画面を使用しています。一つの画面に搭載問題一覧を映しながら、もう一つの画面でワークブックを作成しています。
慣れれば5分ほどで1つのワークブックを作ることができます。
Qubenaで知識・技能の定着を担保
今年度Qubenaを活用する中で最も良かったと感じたことは「Qubenaによって知識・技能の定着が担保できる」ことです。
授業時間の中で、子どもたちが自ら調べてまとめるような活動を重視すると、本来網羅すべき知識が抜け落ちる可能性があります。Qubenaがこの点を短時間でカバーし、習得状況を教師が把握できることで、より主体的な学びに向かう時間が増えたと感じました。
復習もQubenaの活用により短時間で、かつ効果的に行うことができると思います。
COMPASSより
ワークブックを作ったことのない先生方は、ぜひこの機会にワークブックの作成をお試しください。
ワークブックを作るのは少しハードルが高いな…という先生は、Qubenaを自由に解く時間を設けていただき「Qubenaで苦手を振り返ってみよう」とお声がけください。この時間に子どもたちがどの問題を選んでいるかは、Qubenaマネージャーのリアルタイム画面で確認できます。問題の選び方も含めて、子どもたちの様子が見て取れるとお伺いします。ぜひお試しください。
坪木先生、インタビューへのご協力ありがとうございました!